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  1. 平戸市議会 2009-09-01
    09月25日-04号


    取得元: 平戸市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-03
    平成21年 9月定例会                  午前十時零分 開議 ○議長(川上茂次君)  おはようございます。 出席議員定足数以上であります。 これより議事日程第四号により本日の会議を開きます。 まず、  日程第一 西九州自動車道早期建設について を議題といたします。 これに対する西九州自動車道整備促進特別委員長審査報告を求めます。 ◆西九州自動車道整備促進特別委員長(住江高夫君) [十五番]登壇 皆さん、おはようございます。 ただいま議題となりました西九州自動車道整備促進特別委員会の報告を行います。 まず、八月七日、平成二十一年度伊万里・平戸・松浦三市議会の合同協議会総会が本市で開催されました。 会議では、平成二十年度の活動経過報告及び二十年度決算並びに二十一年度予算案を了承した後、本年度の活動計画を協議し、国及び国の出先機関、佐賀、長崎県に対し、合同で要望を行うことを決定いたしました。 続いて、道路整備予算の確保等に関する決議を全会一致で採択し、国に対し決議文の送付を決定した次第でございます。 その後、「西九州自動車道の現状と今後について」と題して、佐賀国道事務所長崎河川国道事務所の課長より講演がありました。 まず、佐賀国道事務所所管である伊万里道路のうち、伊万里東インターから伊万里中インター間については、道路としての必要な幅を決める設計がおおむね整い、現在、地元説明会に入っているとのことであります。また、伊万里中インターから伊万里西インター間については、道路の幅を決める設計を行っており、設計ができ次第地元説明会に入っていくとのことであります。 次に、伊万里松浦道路のうち、伊万里西インターから山代インター間については、昨年度路線測量が完了し、本年度地質調査を実施することにしているとのことであります。 山代インターから長崎県境間については、昨年に引き続き用地買収を促進するとのことであります。 また、長崎河川国道事務所所管になる佐賀県境から今福インター間については、昨年十二月十四日に着工式典を行い、一部工事と埋蔵文化財の調査に着手しているとのことであります。今福インターから調川インター間については、引き続き用地買収を進めていく。そして、可能なところから埋蔵文化財の調査に入っていきたいとのことであります。調川インターから松浦インター間については、地元設計協議が完了し、用地の調査方法を進めていくとのことであります。 松浦・佐々間については、現在、環境アセスメントの調査を実施中とのことであり、本特別委員からもこの早期事業化に向けてさらなる努力を要望いたしました。 次に、八月二十一日、さきの総会で協議決定しておりました佐賀、長崎両県知事、両県議会議長佐賀国道事務所長崎河川国道事務所に対して要望を行いました。 まず、佐賀国道事務所並びに長崎河川国道事務所では、西九州自動車道の現状等について説明を受け、今日までの御尽力に対するお礼と今後の早期事業完成の要望を行いましたが、さきに述べたとおり、本市が渇望してやまない「松浦市・佐々町間の早期事業化」については、いまだ不透明な現状であるところから、長崎河川国道事務所に対し、早期事業化に向けて、最大限の努力をお願いするとともに、政局いかんによっては道路整備予算等も今後大変厳しい状況等も想定されるところから、この点についても積極的な対応を強く要望しました。 続きまして、佐賀・長崎両県知事並びに県議会議長に対し要望を行いましたが、当日はあいにく佐賀県知事は不在でありましたので、佐賀県交通政策部長並びに長崎県知事、両県議会議長に対し、早期整備促進について今後とも精力的に国等に働きかけを強くお願いするとともに、さきに述べたように、政局いかんによっては道路予算の確保が大変危惧されますので、この点の対応等についても強く要望するとともに、本協議会としても独自の行動を展開していくべきではないかとの意見集約を行い、要望活動を終了した次第であります。 なお、皆様も御承知のとおり、さきの衆議院選挙において政権交代という結果に終わったことを受け、さきに述べたように、三市協議会として地域の実情を強く訴えて引き続き計画どおり事業の推進が図られるようお願いするため、昨日と本日の二日間の日程で伊万里市及び松浦市の議長、特別委員長中央要望に参っておりますので、付言いたしておきます。 本特別委員会は、今会期をもって終了いたしますが、本市が切望してやまない「松浦市・佐々町間」の早期事業化がなかなか進まない現状にありますので、改選後の議会におきましても、できますれば特別委員会としての活動を継続していただきますようお願い申し上げ、特別委員会最終報告といたします。 以上です。 ○議長(川上茂次君)  ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(川上茂次君)  それでは、質疑を終結いたします。 西九州自動車道早期建設については、委員長の報告どおりこれを了承することに御異議ありませんか。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(川上茂次君)  御異議なしと認めます。よって、本件については委員長の報告どおり、これを了承することに決しました。 次、  日程第二 行財政改革に関する調査及び健全な行財政制度の構築の件 を議題といたします。 これに対する行財政改革特別委員長審査報告を求めます。 ◆行財政改革特別委員長(近藤芳人君) [十六番]登壇 皆さん、おはようございます。 ただいま議題となりました行財政改革特別委員会最終報告をいたします。 本委員会は、昨年十二月の中間報告以降に三回、これは二十一年二月五日、四月九日、八月五日、この三回でありますが、三回の委員会を開催いたしました。 その中で、まず「定員適正化計画」について、今後における職員の適正化等を含めた議論を深めました。 進捗状況としては、原則退職不補充としてきたことや退職勧奨制度の活用で早期退職者が多く出たことから計画を上回る成果を上げております。 しかしながら、事務事業の見直しによる業務軽減の検討が進んでいないことから、職員数とその業務内容について所管課と意見を交わしました。 この計画は正規職員のみを対象とし、また本年度までのものであることから、正規職員のみならず非常勤職員等を含めた想定可能な職員数と人件費について、平成二十二年度以降の計画提示を求めましたが、新しい行政課題へ対応するための職員数が見通せないこと等を理由に退職不補充による自然減のみを反映させた人員計画への考え方が示されたにとどまりました。 本委員会は、行政が果たすべき義務的業務を精査し、職員数削減や国の制度改正等にも臨機応変に対応できる柔軟な組織体制の確立と行政のスリム化を求めます。同時に、場合によっては既得権益への揺らぎに市民の理解を求める覚悟を持った事務事業の見直しを行うこともあり得ると理解するところです。 本市は、合併以来、人口減少に歯どめがかからず、「平戸市総合計画」に設定した平成二十九年の目標人口三万三千三百三十三人の達成が危うい状況にあり、また、今後さらに加速する高齢化は、生産年齢人口の減少による経済の疲弊と市税収入の落ち込みを招き、結果、抑制した行政運営を余儀なくされるものと推察されることなどがその背景にあるということは言うまでもありません。 続いて、本年度に最終年度を迎える「行政改革実施計画」の平成二十年度実績を含む進捗状況について報告いたします。 「一.協働社会への転換」では、協働によるまちづくりに関する取り組みを、平成二十一年度予定していた項目も前倒しして実施しているところですが、庁舎の有効利用の中で、支所庁舎の活用については地域協議会に意見を求めるも積極的・具体的な進展がないとの状況報告に対し、支所管理所管課がもっと積極的にたたき台や基準の提示を行って議論を誘導してはどうかとの意見がありました。 「二.目標管理型の行政経営への転換」では、広報・公聴機能の充実策として、市内十三ヵ所で開催したやらんば会議が地域独自のテーマに沿った議論の場であったことから、会議で集約された市民の意見を事業に反映させた取り組みがなされたとの報告がありました。これは、今までの行政側視点での行政情報提供型市政懇談会にかわるもので、今日あるべき市民参加型行政運営の一つの形として評価いたします。 「三.ローコスト自治体への転換」では、前回の中間報告から特に改善された項目が市税等の収納率の向上策であります。平成二十年度は、捜索、インターネット公売タイヤロック等の新しく試みた滞納処分取り組み強化が軌道に乗り、その後の収納は著しく向上し、結果的に当初計画の目標数値に近い水準まで実績を上げられたことは特筆すべき成果であり、大いに評価するところです。 また、斎場料金の統一化については、料金のみならず運営の方法もあわせて今後早急に議論すべき課題と位置づけました。 そのほか、協働への取り組みで専従の地域協働推進室を創設し、事業実施が前倒しに進んでいることを高く評価します。 また、四課連携、これは観光商工課、農林課、水産課、企画課の四課でありますが、四課連携による産業振興プロジェクトは行革議論の産物であり、現時点では明確な成果には至っていないものの、結果を出すことは不可欠であり、今後に大いに期待する分野であります。 総括的には、住民サービスの向上という意味では実感できる成果はまだ多くありません。市民の目線に立ち、この改革が「何のための行革なのか」という根本を再度確認し、安く早く質の高い行政サービスが実現するよう科学的な改革に進化することを望むものであります。 市民と行政が問題を共有し、議論を深め、ともに解決してこそ真の行財政改革が成果を上げるものと確信します。 今後においても、本市の財政健全化のため、ひいては市民生活の満足感向上のため、継続した行財政改革の断行を強く望みます。 最後になりましたが、平成十七年十月に四市町村が合併してからの四年間は、合併直後に発せられた「財政危機宣言」からの脱却と、合併に伴う数々の調整や統一のため、本市にとっては我慢の四年間でありました。 市民を初め、行政や議会が身を削って努力したおかげで、財政的には徐々に立ち直りつつあることから、行財政改革は非常に効果があったものと考えられます。とりわけ白浜市長におかれましては、この難局を強い意志とリーダーシップでかじ取りされた功績に心より感謝を申し上げます。 本委員会は今定例会をもって役目を終えますが、これまでが今後大きく飛躍するための大事な布石となる四年間であったと信じ、関係各位への感謝の気持ちも沿えつつ最終報告といたします。 以上であります。 ○議長(川上茂次君)  ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(川上茂次君)  それでは、質疑を終結いたします。 行財政改革に関する調査及び健全な行財政制度の構築の件は、委員長の報告どおりこれを了承することに御異議ありませんか。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(川上茂次君)  御異議なしと認めます。よって、本件については委員長の報告どおり、これを了承することに決しました。 それでは、これより議案審議を行います。 まず、  日程第三 議案第七九号 平成二十年度平戸市一般会計決算認定について に対する決算特別委員長審査報告を求めます。 ◆決算特別委員長(松瀬清君) [一番]登壇 おはようございます。 ただいま議題となりました、議案第七九号「平成二十年度平戸市一般会計決算認定について」審査の概要と結果を御報告いたします。 本委員会は、去る九月十四日から十七日までの四日間にわたり慎重に審査を行った結果、原案のとおり認定いたしました。 平成二十年度予算は、「平戸市総合計画」の実現に向け「参画と連携による自立した地域の確立」と「効果的・戦略的な行政運営への転換」を共通目標とし、本市の豊かな自然や歴史文化などを最大限活用しながら、次の世代に多くの負担を残さないように事業の取捨選択を行い、特に、財政健全化を最重要課題とし、「財政健全化計画」に基づき枠配分方式により限られた財源を重点的・効率的に配分した歳出総額の抑制を図った予算編成でありました。 初めに、平成二十年度の一般会計決算概要及び財政状況等について御報告いたします。 決算状況は、歳入総額二百二十六億八千百八十六万円、歳出総額二百二十一億百二十六万七千円で、歳入歳出差引五億八千五十九万三千円のうち翌年度に繰り越すべき財源四億五千六百三十二万二千円を差し引いた一億二千四百二十七万一千円の実質収支となっております。 また、当初予算ベースでは不足する財源を財政調整基金から四億三千万円取り崩し繰り入れる予定にしておりましたが、最終的には取り崩すことなく決算に至ったことは評価すべき点であります。 財政運営の状況を見ますと、経常収支比率は九四・八%で対前年度比三・八%減の改善がなされており、起債制限比率も一二%と財政健全化計画財政指標目標をおおむね達成した数値となっております。 また、「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」による財政健全化判断指標が報告され、実質公債費比率は一六・八%、将来負担比率は一一〇・八%と、ともに早期健全化基準の範囲内であり、実質赤字も生じていない状況となっております。 このように各種指数が示すとおり、人件費削減行政内部経費の節減に努め、財政健全化に努力されたことは評価に値するものであります。 しかしながら、歳入に占める自主財源の割合は二〇・八%と低く、依存財源は七九・二%、財政力指数も〇・二七七と類似団体の〇・四六に比べるとまだまだ低く、財政構造は極めて弱い水準にあると言えます。 今後においても国・県の動向を踏まえ、将来を見据えた健全な財政運営の確立を切望するものであります。 それでは、審査の順を追って主な審議の概要を御報告いたします。 初めに、歳入についてでありますが、税務課所管では、市税等による自主財源確保が重要視されている中にあって、収入未済額及び不納欠損額決算審査のたびに審議が及ぶところであります。滞納対策については、平成二十年度に新たな取り組みがなされ、解消に努めた結果、全体の収納率が対前年度比〇・六%の増となるなど、徐々に改善されております。具体的には、これまでの臨戸徴収にかわり、捜索、インターネット公売タイヤロック等の積極的な滞納処分に取り組んだことにより、収納率の向上が図られつつあるとの説明を受けました。 次に、財政課所管では、市債について将来的な人口動態財政力等を見通した起債限度額の設定や長期計画を求めました。 次に、歳出についてでありますが、消防本部所管では、火災予防対策について、本市の財産である歴史的建造物の焼失防止を図ること、また高齢者世帯が年々増加傾向にあることから、火災予防の周知徹底と初期消火の方法など、今後さらに充実させる取り組みの必要性について議論があり、地域組織を生かした婦人防火クラブ等の拡充や老人会等での防火教室の開催等を積極的に推進していただくよう要請いたしました。 農林課所管では、まずイノシシ対策について意見が出され、平成二十年度の捕獲頭数は二千四百八十一頭で、捕獲頭数右肩上がりで続いている状況であります。一方、農作物の被害金額については二千九百九十四万二千円と平成十八年度をピークに減少傾向であることが報告されました。このことは、地元猟友会の御努力はもちろんのこと、電気牧柵等が各地に普及したこと等により一定の成果があらわれたものと推察いたします。しかしながら、捕獲頭数がふえている以上、農作物はもとより人的被害の可能性も後を絶たない状況であります。委員から、イノシシの生息拠点であると思われる安満岳周辺及び志々伎山系の鳥獣保護区について、時限を定めてイノシシ猟だけ解禁できるよう働きかけをぜひ県等に行っていただくこと、あわせて可能となったときには短期間で有害鳥獣駆除としての活動ができるようホームページ等で周知することも検討しておくよう要請いたしました。 次に、担い手対策について、認定農業者の農地の面的利用集積がなされているようでありますが、耕作放棄地あるいは自己保全管理の有無の確認が不明瞭であったことから、現場の把握を怠らないよう要請いたしました。また、認定農業者には経営診断等の研修も必要でありますが、基本の「農業収入をいかに上げていくか」について研修する機会を設けるよう要請いたしました。 次に、農産物販売実績の把握については、従前どおりで現状に沿わない箇所があることから、担当課の意識改善なしに新しい振興はできないと強く申し渡し、対策を講じるよう要請いたしました。 水産課所管では、人工魚礁漁場の造成については、今後も設置箇所の環境に合った構造とするとともに実証実験を行い、水産資源の再生産に必要不可欠な藻場の回復に努め、漁獲の向上につなげるよう要請いたしました。 なお、議案外で、農水産物両方に言えることですが、「平戸ではこの季節はこの産品」と明確にわかるものがないように思われます。そこで、農水産物のカレンダー的なもの、例えば広報紙やパンフレットで周知するなど、ブランド化以前の意識づけも必要であると提起いたしました。 教委庶務課所管では、学校用務員給食センター等各種業務においては、非常勤職員等が多数勤務しており、業務内容や勤務時間等を考慮した処遇が図られていると推察いたしますが、特に生命を預かる業務や危険性の高い業務等については、処遇の再検討を要するのではないかとの意見がありました。また、昨今の景気低迷により経済的理由から高等教育への進学を断念する場合も考えられることから、奨学金貸付制度について引き続き十分な周知を図るよう要請いたしました。 生涯学習課所管では、競技力の向上を目的とする体育協会に関する費用と生涯スポーツ的体育振興に関する各地区体育振興会への費用の支出については、合併後の精査が不十分で、役割分担があいまいであることから、両組織の見直し等には早急に対処し適正な予算配分を講じるよう厳しい意見がありました。 市民課所管では、防犯灯設置について、地域によって設置及び維持管理にかかる費用の支出に差異があり、いまだ統一されていないことから、住民サービスの不公平感が生じているため、全市的に均衡がとれる方法について検討するよう要請いたしました。 農業委員会所管では、農地法等審議に関する事業に関連して、農地の無断転用についてただしました。定期的なパトロールは行っているものの、平成二十年度については五件の無断転用があり、転用手続について指導したと答弁がありました。しかし、過去において手続がなされていないものも見受けられることから、正規の手続きについて徹底した指導を行うよう要請いたしました。 保険福祉課所管では、シルバー人材センター事業について、平成二十年度、会員数が三百五名、就業延べ人員が二万二千六百四十二名となっております。個々の能力・技術によるところもあると推測できますが、なるだけ多くの方に仕事が行き渡るよう働きかけることを要望いたしました。 最後に、今回の審査に当たっては、万全の準備体制で臨まれたことと推察いたしますが、一部の所管課等において、審査に対する認識が甘く、再三にわたり委員会の中断を余儀なくされる結果となったことは大変遺憾であります。 市民の税金を有効に活用し市政運営を図ることは、行政に課せられた責務であり、このことを果たすには、決算状況を精査し、今後にいかに反映させるかを熟慮すべきことであることは言うまでもないところであります。 理事者におかれましては、委員会において厳重な注意を受けた事項及び検討・改善等を求められた事項並びに要請を受けた事項については、早々に対応し、今後の市政運営に御尽力いただきますようお願いいたします。 以上で決算特別委員会の報告を終わります。 ○議長(川上茂次君)  ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。ございませんか。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(川上茂次君)  それでは、質疑を終結いたします。 議案第七九号の討論を行います。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(川上茂次君)  討論がありませんので、採決いたします。 本案に対する委員長の報告は認定であります。委員長の報告どおり認定することに御異議ありませんか。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(川上茂次君)  御異議なしと認めます。よって、議案第七九号は認定することに決しました。 これをもって決算特別委員会は解散となります。委員の皆様方には終始熱心に御審議賜りありがとうございました。 それでは次、  日程第 四 議案第 八〇号 平成二十年度平戸市給与管理特別会計決算認定について  日程第 五 議案第 八七号 平成二十年度平戸市宅地開発事業特別会計決算認定について  日程第 六 議案第 九二号 平戸市職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例の一部改正について  日程第 七 議案第 九三号 平戸市職員の育児休業等に関する条例等の一部改正について  日程第 八 議案第 九四号 平戸市一般職の職員の給与に関する条例の一部改正について  日程第 九 議案第 九五号 平戸市一般職員任期付職員の採用等に関する条例の制定について  日程第一〇 議案第 九六号 平戸市税条例の一部改正について  日程第一一 議案第一〇二号 平成二十一年度平戸市一般会計補正予算(第六号)中総務委員会に属する分 を一括議題といたします。 これに対する総務委員長審査報告を求めます。 ◆総務委員長(松山定夫君) [七番]登壇 皆さん、おはようございます。 ただいま議題となりました総務委員会における審査の概要並びに結果を御報告申し上げます。 今回、本委員会に付託を受けました案件は、議案八件でありますが、審査の結果、いずれも認定並びに原案可決いたしました。 以下、審査しました主な事項につき概略御報告いたします。 まず、議案第八〇号「平成二十年度平戸市給与管理特別会計決算認定について」でありますが、これは一般会計及び特別会計職員五百十五名分の人件費であり、対前年度比一千四百十八万九千七百六十六円の減額となっております。 担当課におかれましては、今後とも人件費の削減に努めるとともに、パート・臨時職員・臨時嘱託の雇用についても業務の内容等を十分精査され、必要最小限度の配置にとどめるなど、経費の節減を図っていただくよう要望いたしました。 次に、議案第八七号「平成二十年度平戸市宅地開発事業特別会計決算認定について」でありますが、グリーンヒルズの宅地七十七区画のうち、現在三十九区画が売れ残っております。その主な要因として、地価が下落状態にありながら価格は据え置きのままであること、また形状的に狭隘な部分が多いため、安全性の問題や駐車スペースの確保等が容易でないこと等が挙げられ、担当課としてもその対応に苦慮しているところでありますが、このまま手をこまねいてばかりいても問題の解消に至りませんので、今後ともあらゆる施策を講じながら、所期の目的達成に向け、最大限の努力を要望いたしました。 次、議案第一〇二号「平成二十一年度平戸市一般会計補正予算(第六号)」中、本委員会関係分でありますが、企画費において振興公社合併支援事業補助金が計上されております。これは、去る七月九日に合併協議会が設置されたのを受けて、その必要経費を助成しようとするものであります。来年四月一日発足に向け、担当課の御尽力を要望いたしました。 災害対策費では、委託料において防災行政無線施設整備事業三百七十九万九千円が計上されております。これは、これまで実施してきたデジタル同報系防災行政無線施設整備調査において、平戸島の中央部に中継局が一箇所必要となり、候補地選択を行ったところ慈眼岳が適地であるとの調査結果に基づき、中継局の建設工事及び建設後のメンテナンス用の道路として幅員四メーター、延長約七百五十メートルを施工するための調査設計業務の委託費であります。 なお、これに関連して、六月定例会の委員長報告でも述べましたが、デジタル同報系防災無線施設整備調査・設計業務の委託先である「社団法人 日本農村情報システム協会」の自己破産に係る当局のその後の対応について報告を求めました。 契約先である「社団法人 日本農村情報システム協会」から、六月十二日付で自己破産手続を行うため、今後業務の続行が不可能との委託業務続行不可能届が提出されたことにより、契約解除手続、契約違約金の請求等、一連の清算事務手続を行い、現在までの出来高四六%から三月末支払い分を差し引き百九十八万二千四百円を支払い、契約違約金として百二十三万九千円を受領しているとのことであります。 また、その後の業務継続については、当初のプロポーザル方式で最終審査に残った三社に対し再度提案書の提出を求め、選考した結果、「JTTプランニング株式会社」と八月二十四日に調査・設計業務委託契約を行い、委託業務の期間についても当初の計画と変更はないとのことであります。 以上で総務委員会審査報告を終わります。 ○議長(川上茂次君)  ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(川上茂次君)  それでは、質疑を終結いたします。 これより討論、採決を行います。なお、議案第一〇二号は他の委員会との関連により後に回して討論、採決を行いますので御了承願います。 議案第八〇号及び第八七号の討論を行います。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(川上茂次君)  討論がありませんので、採決いたします。以上の二件に対する委員長の報告は認定であります。委員長の報告どおり認定することに御異議ございませんか。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(川上茂次君)  御異議なしと認めます。よって、以上の二件は認定することに決しました。 次、議案第九二号から第九六号の討論を行います。   〔「なし」と言う者あり〕
    ○議長(川上茂次君)  討論がありませんので、採決いたします。以上の五件に対する委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告どおり原案を可決することに御異議ありませんか。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(川上茂次君)  御異議なしと認めます。よって、以上の五件は原案のとおり可決することに決しました。 それでは次、  日程第一二 議案第 八五号 平成二十年度平戸市簡易水道事業特別会計決算認定について  日程第一三 議案第 八六号 平成二十年度平戸市農業集落排水事業特別会計決算認定について  日程第一四 議案第 八八号 平成二十年度平戸市あづち大島いさりびの里事業特別会計決算認定について  日程第一五 議案第 八九号 平成二十年度平戸市水道事業会計決算認定について  日程第一六 議案第 九一号 平成二十年度平戸市交通船事業会計決算認定について  日程第一七 議案第 九八号 平戸市生月漁港、公共施設等整備基金条例及び平戸市舘浦漁港、公共施設等整備基金条例の廃止について  日程第一八 議案第 九九号 平戸市手数料条例の一部改正について  日程第一九 議案第一〇二号 平成二十一年度平戸市一般会計補正予算(第六号)中産業建設委員会に属する分  日程第二〇 議案第一〇七号 平成二十一年度平戸市水道事業会計補正予算(第二号)  日程第二一 議案第一〇九号 工事請負契約の変更について を一括議題といたします。 これに対する産業建設委員長の審査報告を求めます。 ◆産業建設委員長(山田能新君) [八番]登壇 皆さん、おはようございます。 ただいま議題となりました産業建設委員会における審査の概要並びに結果を御報告申し上げます。 本委員会に付託を受けました案件は、議案十件でありますが、審査の結果、いずれも認定並びに原案可決いたしました。 以下、審査しました主な事項につき概略御報告いたします。 まず、議案第八六号「平成二十年度平戸市農業集落排水事業特別会計決算認定について」でありますが、まず、計画戸数八十三戸のうち、加入戸数が四十四戸にとどまっていることについて指摘があり、あわせて一般会計からの繰入金が毎年約二千二百万円と多額になっていることから今後の方向性について質問がありました。 加入推進については一件の新規加入があったものの、一件の転出があったため、加入件数に変わりがなかったことが報告されました。加人件数はわずかの減少にとどまっているものの、その中の家族数が大きく減少していることについて、今後の事業のあり方をはかる上で考慮しなければならないことと推察されます。 方向性については支所と協議を重ね大まかな試算を出し、現状のままで進めていった場合と、一括繰り上げ償還を行い合併浄化槽に切りかえた場合を比較してみたが、五分五分という結果が出されたとのことであります。 しかしながら、後者を推進する場合、国庫事業でつくったものであるため、国への繰上償還や補助金返納、布設した配管を取り出さなければならないことなど諸々を含めて考えると、現状のままで進めたほうがうまくいくのではないかと現段階では考えているとの答弁でありました。 一方、この問題はこのままだと解決が見出せないので、例えば負担なしで全戸を加入させ、使用料収入で補っていった場合はどうなるかなど、いろいろな試算をはじき出し、より良い方向性を示すよう委員会として強く要請いたしました。 次に、議案第九九号「平戸市手数料条例の一部改正について」でありますが、長期優良住宅とは世代を超えて住み継いでいけるような長寿命化の住宅を指し、その認定基準として、劣化対策、耐震性、維持管理・更新の容易性、可変性、バリアフリー性、省エネルギー性、居住環境、住戸面積、維持保全計画という九つの項目基準を満たすように住宅の建築計画及び一定の維持保全計画を策定し、認定を受ける必要があるということです。法律は平成二十一年六月四日に施行されておりますので、申請があった際は速やかに処理するよう要望いたしました。 次に、議案第一〇二号「平成二十一年度平戸市一般会計補正予算(第六号)」中、観光商工課所管分の観光施設展示物案内事業については、松浦史料博物館内にガイドを配置し、展示物の魅力を伝えるとともに、観光施設及び本市へのリピーター増加を図るものであるということでありました。委員会として、ガイドを配置したことを市内外にPRすることと、この事業を行ったことでどれだけの効果があったかを十分把握しておくことを要請いたしました。 次に、都市計画課所管分の都市計画総務費のうち、美しいまちづくり緊急促進事業について、現行制度で整備した住民と追加支援を受け整備する住民との間に不公平感が生まれるのではないかとただしたところ、国の方でも「エコポイント・エコカー減税」などその時々の状況で政策に変化が見られること、何より目の前にある制度を活用しない方が地域の発展を阻害するとの考え方によるものと答弁がありました。 次に、議案第一〇九号「工事請負契約の変更について」でありますが、荒天時の状況など現場を把握している地元の方の意見も取り入れ設計等を行っているかとただしたところ、地元の意見は尊重しているものの、今までにない規模の工事になることを事前に設計に盛り込めなかったことは今後の反省としたい。なお、今後は消波ブロック等の設置について、周辺環境に配慮した工事を進めたいと答弁がありました。 以上で産業建設委員会の審査報告を終わります。 ○議長(川上茂次君)  ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(川上茂次君)  それでは、質疑を終結いたします。 議案第八五号及び第八六号、第八八号及び第八九号、第九一号の討論を行います。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(川上茂次君)  討論がありませんので、採決いたします。以上の五件に対する委員長の報告は認定であります。委員長の報告どおり認定することに御異議ありませんか。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(川上茂次君)  御異議なしと認めます。よって、以上の五件は認定することに決しました。 次、議案第九八号及び第九九号、第一〇七号、第一〇九号の討論を行います。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(川上茂次君)  討論がありませんので採決いたします。以上の四件に対する委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告どおり原案を可決することに御異議ありませんか。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(川上茂次君)  御異議なしと認めます。よって、以上の四件は原案のとおり可決することに決しました。 次、  日程第二二 議案第一一〇号 工事請負契約の変更について でありますが、地方自治法第百十七条の規定により、山内清二議員の退場をお願いします。   (山内清二議員 退場) ○議長(川上茂次君)  それでは、議案第一一〇号に対する産業建設委員長の審査報告を求めます。 ◆産業建設委員長(山田能新君) [八番]登壇 ただいま議題となりました議案第一一〇号「工事請負契約の変更について」でありますが、慎重に審査した結果、異議なく原案のとおり可決いたしました。 以上で産業建設委員会の審査報告を終わります。 ○議長(川上茂次君)  ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(川上茂次君)  それでは、質疑を終結いたします。 議案第一一〇号の討論を行います。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(川上茂次君)  討論がありませんので、採決いたします。本案に対する委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告どおり原案を可決することに御異議ありませんか。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(川上茂次君)  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決することに決しました。 山内清二議員の入場を求めます。   (山内清二議員 入場) ○議長(川上茂次君)  それでは次、  日程第二三 議案第 八一号 平成二十年度平戸市国民健康保険特別会計決算認定について  日程第二四 議案第 八二号 平成二十年度平戸市老人保健特別会計決算認定について  日程第二五 議案第 八三号 平成二十年度平戸市後期高齢者医療特別会計決算認定について  日程第二六 議案第 八四号 平成二十年度平戸市介護保険特別会計決算認定について  日程第二七 議案第 九〇号 平成二十年度平戸市病院事業会計決算認定について  日程第二八 議案第 九七号 平戸市国民健康保険条例の一部改正について  日程第二九 議案第一〇〇号 平戸市田助ハイヤ節伝承館条例の一部改正について  日程第三〇 議案第一〇一号 平戸市立病院改革プラン評価委員会条例の制定について  日程第三一 議案第一〇二号 平成二十一年度平戸市一般会計補正予算(第六号)中文教厚生委員会に属する分  日程第三二 議案第一〇三号 平成二十一年度平戸市国民健康保険特別会計補正予算(第二号)  日程第三三 議案第一〇四号 平成二十一年度平戸市老人保健特別会計補正予算(第一号)  日程第三四 議案第一〇五号 平成二十一年度平戸市後期高齢者医療特別会計補正予算  日程第三五 議案第一〇六号 平成二十一年度平戸市介護保険特別会計補正予算(第一号)  日程第三六 議案第一〇八号 平成二十一年度平戸市病院事業会計補正予算(第二号) を一括議題といたします。 これに対する文教厚生委員長の審査報告を求めます。 ◆文教厚生委員長(山本芳久君) [二十五番]登壇 それでは、ただいま議題となりました文教厚生委員会における審査の概要並びに結果を御報告申し上げます。 今回、本委員会に付託を受けました案件は、議案十四件でありますが、審査の結果いずれも原案のとおり認定及び可決いたしました。 以下、審査いたしました内容について概略御報告いたします。 まず、議案第八一号「平成二十年度平戸市国民健康保険特別会計決算認定について」では、これまでの基本健診にかわりスタートした保険者責務の特定健康診査について、受診率向上のために末受診者に対する再通知や電話勧奨及び夜間・休日健診の実施等に取り組んだものの、平成二十年度目標値の四〇%に対し受診率は三七%にとどまったとの説明がございました。 受診者数の伸び悩みは、これまでの基本健診と比較して検診項目が減ったこと等により住民の期待をそぐ健診となっていることが要因と考えられ、全国的にも低調の傾向にあるとのことでした。 次に、議案第八四号「平成二十年度平戸市介護保険特別会計決算認定について」でありますが、地域支援事業では、すべての高齢者を対象に介護予防教室及び認知症や閉じこもりの予防メニューを四十三団体で百七十七回、延べ二千九百五十一人の参加を得て実施し、前年を上回る成果を上げたとの説明がございました。 本市の特性として、介護保険被保険者全体に対し介護認定者の占める割合が低いこと、さらに介護認定者全体に重度介護認定者の割合が低いという他地域に比べ極めて珍しい現象があり、これは平成十八年度以来継続している予防を重視した取り組みの成果であり、介護保険事業に安定をもたらすものとして高く評価いたしました。 次に、議案第一〇二号「平成二十一年度平戸市一般会計補正予算(第六号)」中、保健センター所管では、平成二十一年度国の補正予算を受け、特定の年齢に達した方を対象に女性特有のがん検診を実施するとの説明がございました。がん検診では、ダブルチェックにより診断の精度を高めることが肝要であることから、医師不足を補うための手段として遠隔診断による医療を検討するもインフラ基盤の整備が十分でないために実現できない現場の声がありました。 本委員会は、女性特有のがんは早期発見・早期治療により完治する確立が比較的高いことから、この事業が、限られた年齢を対象とする検診から広くだれでも受診できる検診として確立するよう検討することを要請いたしました。 このほか、付託案件外で医療・介護・保健行政の全般にわたり議論が交わされました。本委員会の懸案事項である離島・僻地の医師確保と医療体制の継続についてでは、医師の招致は、地域と医師、双方の熱意が一つになったときに実を結ぶことから、地域住民みずからがどのような受療行動をすべきか健康づくりはみずからがなすべきことと認識し、地域力を高めることが必要ではないかとの意見がございました。 また、本格的な高齢化社会を迎え、社会全体で高齢者を支えることに理解を深める認知症サポーター養成講座等の推進を図ること、健康づくり推進員、食生活改善推進員やビンクリボンひらど等の活躍に見られるように民間活力をパートナーとした保健事業の取り組みに期待する意見がありました。 最後に、本委員会は、医療の地域格差を是正することや地域医療水準の底上げのために早目に光ファイバー通信(大容量超高速通信回線情報)網の整備を検討していただくよう要請いたします。 以上で文教厚生委員会の審査報告を終わります。 ○議長(川上茂次君)  ただいまの委員長報告に対する質疑を行います。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(川上茂次君)  それでは、質疑を終結いたします。 議案第八一号から第八四号、第九〇号の討論を行います。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(川上茂次君)  討論がありませんので、採決いたします。以上の五件に対する委員長の報告は認定であります。委員長の報告どおり認定することに御異議ありませんか。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(川上茂次君)  御異議なしと認めます。よって、以上の五件は認定することに決しました。 次、議案第九七号、第一〇〇号及び第一〇一号の討論を行います。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(川上茂次君)  討論がありませんので、採決いたします。以上の三件に対する委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告どおり原案を可決することに御異議ありませんか。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(川上茂次君)  御異議なしと認めます。よって、以上の三件は原案のとおり可決することに決しました。 次、議案第一〇二号の討論を行います。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(川上茂次君)  討論がありませんので、採決いたします。本案に対する委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告どおり原案を可決することに御異議ありませんか。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(川上茂次君)  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決することに決しました。 次、議案第一〇三号から第一〇六号、第一〇八号の討論を行います。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(川上茂次君)  討論がありませんので、採決いたします。以上の五件に対する委員長の報告は原案可決であります。委員長の報告どおり原案を可決することに御異議ありませんか。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(川上茂次君)  御異議なしと認めます。よって、以上の五件は原案のとおり可決することに決しました。 次、  日程第三七 議案第一一一号 平戸市固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて でありますが、本日市長より提出された追加議案でありますので、直ちに上程し、理事者からの提案理由の説明を求めます。 ◎総務課長(松山久與君)  おはようございます。 それでは、議案第一一一号「平戸市固定資産評価審査委員会委員の選任につき同意を求めることについて」、御説明申し上げます。 本議案は、現職員の急逝に伴い、地方税法第四百二十三条第四項の規定により、補欠の委員の選任が必要となったため、同法第四百二十三条第三項の規定により、議会の同意をお願いするものでございます。 選任する委員は、川久保晃司さん、昭和十八年一月九日生まれ、住所は、平戸市大島村的山川内四五三番地でございます。委員の任期は、前任者の残任期間となりますので、平成二十一年九月二十五日から平成二十三年十一月十七日まででございます。同氏は、昭和三十七年七月から旧大島村職員として行政に携わり、総務課長等を歴任し、平成十三年六月に退職、平成十三年七月から平成十七年九月まで旧大島村助役として行政運営を行ってきておられます。合併後は、平成十七年十月から平成十九年三月まで国民健康保険運営協議会委員として活躍され、固定資産の評価等につきましても総務課長時代等に精通をしており、今回御提案申し上げる次第でございます。御審議のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(川上茂次君)  説明を終わり、質疑を行います。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(川上茂次君)  それでは、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま質疑を終結いたしました議案第一一一号は、委員会付託を省略し、一審議をもって行いたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(川上茂次君)  御異議なしと認めます。よって、本案は委員会付託を省略し、一審議をもって行うことに決しました。 議案第一一一号の討論を行います。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(川上茂次君)  討論がありませんので、採決いたします。本案について同意することに御異議ありませんか。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(川上茂次君)  御異議なしと認めます。よって、本案は同意することに決しました。 次、  日程第三八 議案議第四号 平戸市議会委員会条例の一部改正について を議題といたします。 これに対する提案理由の説明を求めます。 ◆議会運営委員長(辻賢治君) [十七番]登壇 ただいま議題となりました議案議第四号「平戸市議会委員会条例の一部改正について」、所定の賛成者を得て提出いたします。 提案理由につきましては、平戸市議会の議員の定数を定める条例の制定に伴い、常任委員会委員の定数を変更しようとするものであります。議員各位の御賛同をよろしくお願いいたします。 以上で提案理由の説明を終わります。 ○議長(川上茂次君)  説明を終わり、質疑を行います。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(川上茂次君)  それでは、質疑を終結いたします。 お諮りいたします。ただいま質疑を終結いたしました議案議第四号は、委員会付託を省略し、一審議をもって行いたいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(川上茂次君)  御異議なしと認めます。よって、議案議第四号は委員会付託を省略することに決しました。 議案議第四号の討論を行います。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(川上茂次君)  討論がありませんので、採決いたします。本案を原案のとおり可決することに御異議ありませんか。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(川上茂次君)  御異議なしと認めます。よって、本案は原案のとおり可決することに決しました。 お諮りいたします。本定例会において議決されました各案件について、その条項、字句、その他の整理を要するものにつきましては、会議規則第四十六条の規定により、その整理を議長に委任願いたいと思います。これに御異議ございませんか。   〔「なし」と言う者あり〕 ○議長(川上茂次君)  御異議なしと認めます。よって、本定例会において議決された案件の整理について、これを議長に委任することに決しました。 以上をもって本定例会における全日程を議了いたしましたので、閉会に当たり市長のごあいさつをお願いいたします。 ◎市長(白浜信君) 登壇 おはようございます。 それでは、閉会に当たりまして一言ごあいさつを申し上げたいと思います。 去る九月一日から開会いたしました今期定例会におきまして平成二十年度決算認定議案を初め、一般会計補正予算案、条例議案、その他各種の重要案件につきまして原案どおり議決いただきまことにありがとうございました。会期中に議員の皆様から種々賜りました御意見、御要望につきましては十分これを尊重し、検討いたしまして、今後の市政運営に反映していただきたいと考えております。 初めに、国においては、九月十六日、民主、社民、国民新党三党による鳩山内閣が発足いたしました。戦後初の本格的な政権交代がなされ、今後日本の政治、行政のシステムが大きく変わってくるものと思われます。特に、二〇〇九年度補正予算の執行停止、国の出先機関の原則廃止、道路特定財源の暫定税率の廃止など地方への影響も心配されるところであり、今後は国の動向に注視しながら、適切な対応を図ってまいる必要があると考えております。 次に、第十一大栄丸沈没事故につきましては、八月中旬からサルベージ会社による船体引き揚げに向けた作業が進められてまいりました。当初台船への船体引き揚げ及び船内捜索は宇久島の南で行う予定でありましたが、現場周辺海域での北東の風が続き、作業が困難との判断から、台船への船体引き揚げについては生月島の南西海岸で、これは昨日引き揚げたことでございます。 船内捜索については、北東の風の影響を受けにくい平戸島の南端の海域で行うことになっております。この間、関係漁協を初め、関係者の皆様には急なお願いにもかかわらず御協力いただきましたことに対し、この場をおかりしまして厚くお礼を申し上げます。 さて、九月二十六日から佐世保海上保安部による船内捜索が予想されますが、収容された検死を終えた御遺体につきましては、海上保安部から市に引き渡されることとなっており、市といたしましては、海上保安部を初め、関係機関との連携を図りながら行方不明者の御遺体が一日も早く御家族のもとへ帰ってこられるよう万全体制で対応してまいりたいと考えております。 次に、国際交流事業でございますが、平戸オランダ年の事業といたしまして、去る九月二十日から二十二日まで平戸の食をテーマとした「平戸食彩フェスタ」を平戸港交流広場で開催しました。四課連携事業として、地元食材を生かした料理の販売やアワビ、平戸和牛など四百食を無料で提供いたしました。市内外より約一万五千人の来場者をお迎えし、新鮮な食材にあふれた平戸ブランドをアピールすることができました。この食彩フェスタを通して、本市の農水産品の普及と交流人口の拡大につながったものと思われます。 また、九月十九日には、復元中の和蘭商館の壁面に記名式を行うとともに、九月二十日には日蘭通商が開始された記念すべき日を祝うために長崎県と共催で「平戸オランダ記念トーク&トークin平戸」を開催いたしました。トークショーでは「平戸からはじまる日蘭通商と蘭学」を中心に対話がされ、オランダとの貿易が我が国の発展に大きな影響を与えたことを再認識いたしました。このたびの平戸オランダ年事業に駐日オランダ大使、駐日大阪・神戸総領事、オランダからはゼーランド州の副知事の御参加をいただきました。皆様からは平戸が復元事業、交流事業に取り組んでいることに対し、深く感動を受けたとのお言葉をいただきました。十年間取り組んできてよかったと感じたところであります。 さらに、「12Xおらんだ事業」でございますが、九月十五日から二十八日まで十名のオランダ人芸術家を招聘し、学校訪問やワークショップを行いました。また、二十二日には平戸文化センター、二十三日は田平町民センターで「12Xおらんだ芸術祭」を開催しました。この事業は二〇〇〇年から取り組んでおり、これまで四十人の芸術家をオランダより招聘し、芸術を通して市民との文化交流を行っておりますが、今年はちょうど十年目であり、また、日蘭通商四百周年ということもありまして、過去に招聘した芸術家を含む十名を招聘して開催したところであります。今後、和蘭商館の開館に向けて平戸とオランダの交流が一層深まることを期待しております。 次に、観光関係でありますが、九月十八日から市内に宿泊された方を対象に総額四百万円のプレゼントが当たる「泊ってお得!平戸旅キャンペーン!」を展開しております。その中で、二十日、二十一日の平戸港交流広場で開催されました「平戸南風夜風人まつり秋の陣」には九州各地から二十四チーム、約六百名の方が参加をし、華麗な力強い踊りが披露されたところであります。ハイヤのルーツと言われる平戸田助ハイヤ節をメーンとした民謡と現代風にアレンジした曲との踊りの共演に観客が大いに沸き、大変盛り上がりを見せた大会でありました。今後もこのような市外の方々との交流イベントが盛会になり、平戸市から情報発信が拡大することを期待するものであります。 十月に入りますと、五回目となる「平戸城下歌仙灯籠まつり」が二十四日から二十七日まで開催されます。商店街を中心にした旧町部では、まん幕、しめ縄、提灯が飾れ、昨年同様二十四日と二十五日の両日には、おくんち料理や地酒の提供が行われます。 このほか二十四日には、松浦資料博物館で茶会や夜神楽の披露、商店街の蛇踊りや獅子舞の披露など伝統芸能と灯りにスポットを当てたまつりとなっており、このまつりで新たな平戸観光の魅力を伝えていきたいと思っております。 また、課題でありました福岡から平戸までのアクセスでありますが、平戸市観光協会が中心となり会員制の直行バス、一日二往復を十月から運行いたします。現在、一万人を目標に会員を募集しており、年会費三千円で何回でも利用できますので、福岡都市圏からの誘客につながるものと期待をいたしております。 次に、アサヒビール株式会社が全国で展開するアサヒスーパードライの県内売り上げの一部、一本当たり一円を自然や環境、文化財等の保護保全活動に寄附するプロジェクトの長崎県による第二弾が今回平戸和蘭商館復元事業に対し実施されることとなり、先日記者発表が行われました。寄附金は約七百万程度見込まれており、アサヒビール様の御厚情に感謝申し上げますとともに、和蘭商館の復元事業の充実に役立てていただきたいと思っております。 次に、あすから二日間、今回で三回目になります「ひらどツーデーウォーク二〇〇九」が開催されます。参加状況は、市内から参加者は今回減少しましたが、県外からの参加は昨年を大きく上回る状況となっております。現在は遠くは北海道からの申し込みもあっており、市民総参加のもてなしでこのイベントが全国的に知られるウオーキングイベントとして定着するよう取り組んでまいりたいと考えております。議員の皆様を初め、市民の皆様の積極的な御参加と御協力をお願いいたします。 さて、平成十七年十月、新平戸市が誕生して以来、早いもので四年が経過しようとしております。来る十月十八日には平戸市長選挙、市議会議員選挙が執行されます。議員各位におかれましては、今期を最後に後進に道を譲られる方もあるように伺っておりますが、御勇退なされる鮎川學議員、尾崎俊光議員、川渕喜代美議員、竹山初吉議員、森能範議員、吉福弘実議員におかれましては、合併後の市政振興に御尽力いただきましたことに対し、市民を代表して衷心より感謝を申し上げます。今後とも市政発展のためになお一層の御指導、御協力をお願いいたします。また、出馬される皆様方におかれましてはめでたく当選され、引き続き平戸市の発展のために御尽力賜りますよう御祈念する次第であります。 最後に私事でございますが、先般記者発表いたしましたように県政、市政を通じて五十余年を超えることとなり、一つの区切りと考え、今期で引退することを決意いたしたところであります。平成八年十二月に市長に就任して以来十三年間、市民のために何ができるかをモットーに旧平戸市の財政再建と事業の推進、市町村合併の実現、合併後の調整と新市の基礎づくりに取り組んでまいりました。議会の皆様方には合併後の厳しい状況の中、行政改革、財政再建に御理解、御協力いただきましたおかげで、おおむね計画は達成することができました。衷心より感謝とお礼を申し上げます。 行政は終わりなき駅伝とも言われておりますが、付託を受けた期間を完走し、次の方にたすきを渡すことではないかと考えております。残された期間、任務を全うしたいと思います。人生を振り返ってみますと、この世に生をうけて、今日まで多くの出会いがありました。学校での出会い、職場との出会い、仕事上での出会い、地域での出会い、宗教上の出会いなどがあります。このようなさまざまな出会いがあり、皆様の強いお誘いがあったおかげで今日の自分があると思います。出会った多くの皆さん、そして、市民の皆様に衷心より感謝を申し上げて、閉会のごあいさつといたします。ありがとうございました。(拍手) ○議長(川上茂次君)  閉会に当たりまして一言ごあいさつを申し上げます。 去る九月一日に開会いたしました九月定例市議会は、決算認定議案等の審査を初め、当面する市政の重要案件につきまして終始熱心な御論議をいただき、本日閉会の運びとなりました。ここに議員各位の御精励と理事者各位の御協力に対し、心からお礼を申し上げます。 初めに、第十一大栄丸の船内捜索が開始されることとなりますが、御親族様の御心中はまさに悲嘆と断腸のきわみかと存じます。ここに深く哀悼の意を表するとともに、一刻でも早く御家族のもとへ帰られますよう衷心より御祈念申し上げる次第でございます。 次に、将来の本市の発展への歩みを考えるとき、本市市議会の体面を著しく汚す言動が確認されたことはまことに遺憾と言わざるを得ません。私も含めた議員は、議会秩序保持のための関係法令の遵守はもとより、いま一度原点に立ち返り、自分の置かれている立場を自覚し、全体の奉仕者として住民の公共の利益のために全力を挙げて専念しなければなりません。 顧みますと、平成十七年十月一日に一市二町一村が合併し、新平戸市が誕生して以来、早いもので私ども平戸市議会議員として四年の任期を間もなく終わろうとしております。白浜市長を初め、理事者各位の今日までの御努力と御協力に対し、議員を代表し、心から感謝申し上げます。来る十月には任期満了に伴う選挙が行われますが、再び立候補される方々には見事当選の栄をかち取られますよう御健闘をお祈り申し上げます。 なお、今期限りで御勇退されます皆様方には平戸市政の発展のために御尽力をいただきまして、これまでの御功績に対し心から敬意を表しますとともに、深甚の感謝を申し上げる次第でございます。今後とも御健康に十分御留意をいただき、引き続き市政に対して御指導、御鞭撻を賜りますようお願いを申し上げます。 また、白浜市長におかれましては市町村合併という大きな転換期に四期十三年間にわたりまして市政を担当され、多大な御功績を残されました。このたび御勇退されるに当たり長年の御苦労をねぎらい申し上げますとともに、市政発展に尽くされました数々の御功績に対しまして心から深甚の敬意と感謝の意をささげるものであります。 ここで私事となりますが、二年前、議員各位の御推挙により、はえある平戸市議会の第三代の議長に就任させていただきました。この間、開かれた議会、市政を支える議会を目指し、発展する議会づくりに取り組んできたつもりであります。議長の任を全うできましたのも議員各位はもちろん、白浜市長を初め、理事者の皆様方、市民の皆様方の御指導、御鞭撻のおかげであります。この場をおかりいたしまして厚く御礼を申し上げます。 最後になりますが、議員各位並びに理事者の皆様の御健勝と御多幸を、あわせて平戸市のますますの御発展を祈念申し上げましてあいさつとさせていただきます。ありがとうございました。 以上をもちまして平成二十一年九月平戸市議会定例会を閉会いたします。御苦労さまでした。                午前十一時二十分 閉会...